当院の感染対策について

驚異的なスピードで新型コロナウイルス感染者数が増加しており、おそらく市中感染が広がっているのではと考えられます。

それと比例して当院でのPCR、抗原検査の件数も増えています。

当院には定期受診してくださっている方や、発熱やコロナ感染疑いでは無い初診の患者様も多くいらっしゃり、受診するのに感染が心配と思われる方もいらっしゃるかもしれないので、当院での感染対策をお伝えしますね。

まず、発熱・風邪症状(下痢、倦怠感、咽頭痛、頭痛、咳など)がある方は来院前に必ず電話連絡していただいています。知らずに来院してしまうということがないように、ホームページでのお知らせや定期的にSNSや予約システムアプリでのメッセージなどでお知らせしており、そのためほぼ100%の方が事前連絡をしてくださいます。

そして来院時には院内に入らず車からお電話をいただき、そのまま個室にご案内することで通常の待合や受付を通ることなく動線を分離しています。

問診〜会計まで患者様の移動はなく、接触するスタッフを最小限にするために、院長のほか同じ看護師が対応します。(状況に応じて車でお待ちいただく、診察するなど臨機応変に対応しています)。処方箋が出た場合は門前薬局のスタッフが患者様の元へ出向き処方をお渡しします。

また、症状はないが陽性者との接触があった自費での検査希望の方は、ドライブスルー方式で行っています。

これらは全て事前に電話での丁寧な問診、院内トリアージ、防護具・防護服着用、手洗い消毒、換気・院内消毒の徹底など、厳しい感染予防対策に基づきスタッフ全員が患者様の状態、診察〜院内を出られるまでの流れや役割分担を伝え合い理解した上で行っています。

 

現在、発熱患者や風邪症状のある患者様は診察をお断りする場合や、院内に入れない病院もあります。それはその病院ごとの背景や考え方、物理的な問題があるため仕方のない事だと思います。

当院も発熱患者様や濃厚接触者の方を受け入れるのにはリスクも伴うため、やはり悩ましい部分もないとは言えません。しかし、体調不良で苦しんでいる方や陽性者と接触したかもしれないと不安を抱えている患者様も一定数いることも事実であり、どうしたら良いのか困っている方のためにも医療を提供したいと考えています。

幸い当院は感染患者様を受け入れることを前提に建物を設計しており、看護師も最前線で働いてきた人ばかりのため感染管理は当たり前で、適切な対応ができる状態にあり自信を持って診療しています。

受付事務はそのような訓練は受けてきていないため、開院当初から何度も勉強会やナースからのレクチャーを受けて適切な対応を頑張ってくれています。最初は不安そうでしたが今では「自分たちが電話でも受付でもファーストタッチするためしっかり見極めて、正しい情報を看護師につなげる」という使命感と緊張感をもってくれていることにとても頼もしく感じます。

今後さらに感染者が増えること、それにより自治体や保健所の負担が増えて対応が追いつかなくなることも予測されます。

どこかに負担が偏りうまく機能しなくなることは、患者様や市民の方の不利益に繋がるので自分たちの安全と健康を守りつつ患者様や地域の方のためにお役に立てればと思います。

 

自費検査や結果説明の方法などは「お知らせ」に記事がありますのでそちらをご覧ください。