お昼休み勉強会〜ブルガダ症候群〜
今日は昼休みの時間を使い、院長から「ブルガダ症候群」について教えてもらいました。
ブルガダ症候群とはあまり聞きなれない病名だと思います。
この疾患は心筋(心臓のほとんどを構成する筋肉)の動きに影響する、電気的な働きの遺伝子の先天的な異常によって起こる疾患です。
発作が起こると危険な不整脈を誘発し突然死に繋がる危険もあります。その多くが寝ている間に起こるため一昔前は「ぽっくり病」などと言われていたこともあります。
失神した事がある、睡眠中に呼吸がおかしいなどの症状がある場合と、全く症状がない場合とありますが心電図で特徴的な波形が見られるため、定期検診や健康診断などで発見される事が多いです。また、家族歴も重要な指標となります。
ブルガダ症候群の患者様は日常生活で過度に心臓に負担がかかることはなるべく避けて、発作が起こらないよう注意をして定期的な検査をしながら上手に付き合っていく必要があります。
そのために当院でも患者様に適切な医療、管理ができるようサポートしていきます。
検診などで心電図異常を指摘されたり、普段の生活で気になることがある方はお気軽にご相談ください。
患者様により個別性がある医療が提供できるように、看護師も日々勉強をして知識のアップデートを行なっていきたいと思います。
今日は病態の他、特徴的な心電図や検査方法を学ぶ事ができとても有効な時間となりました。